キミコの探偵部と学校の七不思議

第1章:新たな依頼

私、キミコ!今はね、学校で泊まるっていう行事の荷造りをしているの。

前回は出てこなかった、リンティやシャインも来るんだ!

学校に探偵部のみんなで泊まれるなんて…………楽しみすぎる!

でも、何で、今回のタイトル、探偵部と七不思議なんだろう?

ちょっと気になるから、念のため、ブレスレットも入れておこう。

そして、私は荷造りを終え、寮を出て学校に行ったのだった。

 授業が終わった放課後。

私達は、部室にダッシュで行く。

そみこは、

「学校の規則を守る!廊下は走ってはいけません!」

とかいって、私達よりも遅く来るけどね。

私は、部室のドアを開ける。

今日も、そみこに割り算プリントをさせられるのかあ。

この前、ハロウィンパーティーを計画したときに、割り算が苦手っていうこと、ばれちゃったんだよね。

それから、そみこが毎日割り算のプリントを出してきて。

毎日地獄。

依頼が来てくれれば、割り算のプリントは無しになるんだけど…………

そみこの奴、この前のハロウィンパーティーの分と、事件の時の分を、今日、泊まるときにやらせるみたい。

それだけは、何とかやめさせなきゃ。

でも、どんどんプリントを貯めちゃってるんだよなあ。

ちょっと今日、今からもう宿題やっちゃおうっと。

自由時間にまとめてプリントをやるよりはマシ。

私は、机で今日の漢字プリントを始める。

気がつくと、そみこが感動して、涙を流しながら扉の前に立っていた。

うわっ。

気持ち悪っ。

露骨に顔をしかめた私を見て、しずきがこそっと教えてくれる。

「キミコが、ちゃんと宿題をしているから感動しているみたい、そみこ。今、照れ隠しにいつものそみこに戻ったけど。」

そみこは、早口でまくし立てる。

「み、みなさん、さっさと宿題をやりましょう!早く終わった人は、割り算プリントを2枚出して、キミコに教えてやってください。」

そして、そみこの指示が終わった瞬間。

ドアが開き、誰かが姿を現した。

その子は、黒色のきれいなつやのある髪の毛をおろしている。

うわあ、かわいい!

しかも、その子は、ピンク色のリボンが付いたあじさいのドレスを着ていた。

この子は誰だろう?

私達よりも年齢が低いように見えるけど。

そう思っていると、その女の子は、口を開いた。

「あの、ここは探偵部ですよね?私、用事があって、来たんです。4年生の、奈菜(なな)です。この前、私、友達の愛美(あいみ)と一緒に、夜中に学校に行って、探検をしたんです。ほら、学校の七不思議っていうのがあるでしょう?それで、遊び半分で来たんです。それで、トイレに行って、振り返ったら、便器から、赤い手が伸びてたんです。それで、私達、急いで家に帰ったんです。しかも、その時、階段の数を念の為、確認したら、なんと、本当に十三段、階段があって。それで、今日、あなたたちに依頼してきたんです。」

うわ、一気に言われても…………

私は、奈菜をなだめる。

「まず、七不思議に一緒に行った愛美ちゃんを呼んでくれる?私は、部長のキミコ。青い髪の毛の子は、しずき。お団子の髪の毛の子が、まさも。めがねを掛けている子は、そみこだよ。そして、大人の髪が短い方の人は、さいと。サーモンピンクが混じった茶色の髪の毛の子は、さき。茶色い髪の毛の子は、リンティ。そして、髪の毛が長い方の大人の人は、シャイン。呼び捨てでいいよ。」

奈菜は、こくりと頷き、

「呼んできます。」

と言って、廊下を走っていった。

私は、事件のことを書き留める「探偵部ノート」を取り出す。

そして、お気に入りのイチョウのペンを取り出し、近くに置くと、今日の分のプリントを、必死に解いた。

今回も、今までのプリントを貯める日になりそう。

いつかやんないとね。

そう思っていると、ガチャリと再び戸が開く。

そこには、奈菜ともう1人、シャインと同じ、金色の髪の毛の子が立っていた。

金髪…………

私達の学校だと、ちょっとそういう色の子は少ないかも。

ほとんどの子が、茶髪か、黒髪だもん。

たまに、しずきみたいな青色の髪の毛の子はいるけど。

でも、しずきは、青色といっても、きれいな海みたいな色の髪の毛なんだよね。

普通の子は、もっと濃紺色なんだけど。

あと、さきみたいな色が混じっている感じの子も少ない。

でも、今考えれば、探偵部って、けっこう変わった髪の毛の人が多いんだよね。

そして、私がぼーっとしていると、しずきが

「キミコ。ぼーっとしてどうしたの?」

と声を掛けてきた。

「ああ、ごめん。プリントのことが頭から抜け落ちてなくてさ…………」

私は、急いでごまかす。

髪の毛の色のこと考えていたって応えれば、そみこが激怒する。

そみこは、地獄耳だから。

そして、奈菜の隣にいる子(多分、愛美)が自己紹介をする。

「私が愛美です。奈菜から、みんなのことは聞いています。」

うわあ、きれいな、鈴みたいな声だ…………

思わず、聞き惚れちゃう。

すると、しずきが一歩前に出て言った。

「私は、副部長のしずき。だいたいの話は、奈菜ちゃんから聞いているけど、もう少し詳しいお話を聞かせてくれると嬉しいわ。この後、何か事情はある?」

奈菜は、愛美と目で会話してから言った。

「私も愛美も、特に用事はないはず。」

しずきは、にっこりと笑う。

「ありがとう。じゃあ、ちょっとお茶でもしながら、話を聞かせて。愛美ちゃんも、話を聞かせてくれると嬉しいわ。」

しずき、完璧!

私は感心してしまう。

しずきは、私に耳打ちをする。

「もう、お茶の用意はできているの。さっき、まさもがサッとさいとと一緒に抜けて、お茶の準備をしてくれたのよ。」

しずき、状況判断がすごいなあ。

どうせ、しずきがまさもにそう言ったんだろうけど。

まさもが、そんな状況判断をして動くわけがないもん。

そして、まさもが扉を開けた。

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第2章:聞き込み開始

すると、ギッと音を立て、扉が開く。

目の前には、きれいな絶景が飛び込んできた。

ほこり1つ落ちていない、ベージュの床。

そこには、バラのカーペットが敷かれている。

テーブルには、手縫いの緑と若草色、金色の蔓草が書かれているテーブルクロスが掛かっている。

金色の蔓草は、太陽の光に反射して、キラキラと輝いていて、とても美しい。

そして、テーブルクロスの上には、きれいな模様が描かれたお皿と、ティーカップなどが並んでいる。

窓のカーテンは、まさもとさいとが縫ったバラの刺繍が施してある。

そして、壁には模様が途中まで描かれている。

菱形の模様。

それが、真っ青な水色に塗られている。

すごい。

しばらく見ない間に、まさもとさいとが頑張ってくれてたんだ。

隣を見ると、私と同じように奈菜と愛美が驚いていた。

「すごい…………きれい。」

まさもは、すごい得意げ。

「えっへん!」

とか言っちゃってる。

しずきは、

「さあ、みんな、席に着きましょう。」

と言って、いすに座った。

そして、まさもがティーカップにお茶を注ぐ。

「今日のお茶は、太陽の光を当て続けた、このお話星だけしか育たない、シュルナ草だよ!キミコ達もたまに使ってると思うよ!ほら、シューナリングっていうお茶、あるでしょ?それだよ!でも、今回はちょっとそれよりもほっかりする感じかな?どの季節に使用するかで、いろいろ味が変わるんだよ。今は、春だから、ふんわりした味のはず。」

まさも、よく知ってるなあ。

私は、そう思いながらノートとペンを取り出す。

「さあ。奈菜、愛美、話を聞かせて。」

その言葉で、一瞬、部屋の中がピリッとした空気になる。

奈菜は、私達に聞いてきた。

「えっと、学校の七不思議って、知ってますか?」

しずきが言った。

「確か、十三段階段、トイレから伸びる赤い手、歩く人体模型、それから、私達の学校は少し変わった七不思議があと四つあるのよね。うーん、あんまりわからないけど、多分、ポルターガイストが起きる図書室と誰もいないのに音楽が鳴る音楽室、体育館をのぞき込む闇の目、屋上の悪魔ね。私、あんまり怖い話は興味がないから、そういう七不思議はあまり知らないの。でも、そみこなら知ってるんじゃない?」

ちょっと、聞くだけで怖いんだけど。

私がそう思っていると、そみこがうなずいた。

「ええ、私は知っています。でもそれよりも、奈菜のお話を聞きましょう」

奈菜は、ゆっくりと話し始める。

「今、生徒の中で七不思議探しがはやっているの。それで、私達も行くことにしたの。」

私は、口を開く。

「どんな話の流れで、そうなったの?」

奈菜は、愛美と少し話し合ってから口を開いた。

いつの間にか、敬語じゃなくなっている。

「なんか、ある子から、話が始まったの。私のクラスの子。人気者の子で、七不思議は本当だって、七不思議を確かめに探検に行ったけど、やっぱり七不思議は全部起こったって言って。それで、それからは、私の友達の友達がそれを確かめに行って、やっぱり七不思議は本物だって。それで、ついに私達が確かめに行ったの。愛美との話の流れは、私が他の子の話を聞いて、『愛美、今度、七不思議探検に行ってみない?みんなを安心させてあげたいの。七不思議なんて、何にもないから、心配要らないよってね。』で、それで愛美も『いいね。じゃあ、今日の夜、学校の北門の前に集合ね。』って言って、行くことになったの。」

私は、ノートに一言一言、書き留めていく。

「―七不思議の話が伝わった順!― クラスの人気者の子→奈菜の友達の友達→奈菜と愛美 ―話の流れー 奈菜が他の子の話を聞く→愛美に「愛美、今度、七不思議探検に行ってみない?みんなを安心させてあげたいの。七不思議なんて、何にもないから、心配要らないよってね。」と言う→愛美が「いいね。じゃあ、今日の夜、学校の北門の前に集合ね。」と返事をする。」

これで、オッケー。

そして、さらに今から質問しようとしている、「七不思議探検に行ったときの様子」という文を書き加えた。

私は、さらに2人に聞く。

「七不思議探検に言ったときの様子は?」

奈菜は、少しの間、愛美と話し合う。

そして、今度は愛美が言った。

「うーん、特におかしな事はなかったけれど。でも、変な物なら落ちていたわ。」

「変な物?」

愛美の隣に座っていたリンティが聞き返す。

愛美は、携帯を取り出した。

「私、その写真を撮ったんです。ほら。」

そこには、血まみれのペットボトルの写真が載っていた。

「うっ…………」

私は、思わずうめき声を上げる。

特におかしな事はなかったって、それがどうみてもおかしな事じゃん!

しかも、そのペットボトル。

もしかしたら、だれかが凶器として使ったのかも。

その中に、石を入れれば、凶器として使えるかもしれない。

私は、今までの事件ファイルを取り出して、いろいろ見比べてみる。

その時、どんどん積み上げていった紙の山が、とうとう崩れ落ちた。

しずきは、慌てて立ち上がると、

「そみこ、まさも、さいと、さき、リンティ、シャイン!みんなで、事件ファイルの整頓と片付けをして!」

と叫んだ。

そみこは、ギロッとこちらを睨む。

「こんなに、散らかして!今度、これをやったら許しませんよ。でも、今は仕事に集中してください。」

仕事はやるに決まってるじゃん。

私は心の中でそっと言い返す。

そして、私は奈菜と愛美に言った。

「奈菜、愛美。この携帯の写真、印刷してもらってもいい?それから、しばらく部室にいてもらうけど。」

愛美は、

「大丈夫。」

と応える。

私は、携帯の写真を印刷した。

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第3章:本物の証拠

奈菜は、写真を自分に近づけて見ている。

そして、

「このペットボトル、変ね。」

と言った。

「何で?」

愛美が聞く。

私も、疑問に思ってるんだけど…………

奈菜は、写真を指さした。

「だって、もし、これに何かを入れて、人を殴ったら、一部分だけにしか血は付かないはずじゃない。なのに、これはどの部分にも血が付いているわ。だから、おかしいなって。」

うわあ、すごい観察眼!

探偵部に入ってほしいぐらい。

でも、どうしてそんな全部の所に血が付くのかは、わかんない。

もっと、調べなきゃいけないんだよね。

私は、奈菜に聞く。

「奈菜。そこの道に、登校するとき、ペットボトルは残ってた?」

奈菜は、首を振る。

「どこかに行っちゃったの。でも、私はちょっと不気味だなって…………」

「何で?」

私は首をかしげる。

奈菜は、震えながら、紅茶を飲む。

「血が付いているペットボトルを、誰かが触るわけがないし、風で飛ばされたとしても、血が地面に付かないのは不自然だわ。」

「その時には、血がちゃんと乾いていたんじゃない?」

愛美が応える。

奈菜は、首を振った。

「登校するとき、私は、ちゃんと見たの。ペットボトルが落ちていたところを。そこには、血が付いていなかったの。」

「でも、ペットボトルについた血を乾かしてあったんじゃない?」

愛美が、少し、青くなりながら言う。

奈菜は、お菓子を一口、食べる。

「ううん。犯人は、一刻も早く、そのペットボトルを捨てなくてはいけないの。そのペットボトルを乾かしている場合じゃないわ。一番安全な方法は、証拠になる物を早く捨てる方法。そうすれば、指紋とかが付かない限り、自分が疑われる心配がないもの。」

すごい、推理力…………

私は、思わず感心する。

もう、返す言葉がない。

奈菜は、暗い顔で言った。

「もしかしたら、犯人は、その証拠物を、遠くに行って捨てようとしたのかもしれない。そうしたら、近くに住んでいる人が疑われるもの。だから、急いで捨てて、急いで帰ればいいっていうわけ。」

うう、奈菜って、本当に、名探偵になれるんじゃないの?

仮説立てるのもうますぎる。

そして、ファイルの片付けを終えたしずきたちが戻ってくる。

私は、ノートに写真を貼った。

そして、ノートに「この血まみれのペットボトルが、証拠らしい。―仮説― 犯人は、最初はすぐに証拠物を捨てたけど、すぐに方法を変え、ペットボトルを、遠くに行って捨てようとした。」と書いた。

それにしても、本当に謎。

何で、方法を変えたんだろう。

それに触ったら、犯人になっちゃいそうなんだけど。

道ばたに落ちている物を拾う人なんて、あんまりいないもん。

すると、愛美が私と同じ事を奈菜に質問した。

「でも、それに触ったら、犯人になっちゃいそうだけど。道ばたに落ちている物を拾う人なんて、あんまりいないから…………」

奈菜は、少し考えてから応えた。

「そうだなぁ。例えば、その拾った人が、手袋を付けて『これは、事件の大事な証拠かもしれない。警察に届けておこう。』とか言って、車に乗ったら、みんな警察に届けてもらえるんだって思って、誰も不審には思わないんじゃない?」

私は、ノートにその事も書く。

それにしても、全然、ヒントが見つからない。

その時、愛美がぽつりとつぶやいた。

「でもそのペットボトルが偽物の証拠っていう可能性もあるのかも…………」

…………!!私は、その一言のおかげで、猛烈に頭が回転する。

偽物の証拠と、本物の証拠。

そして、七不思議探検で、どうしてこんなに被害があったのか。

全部、わかった。

これさえ、確認すれば!

私は、奈菜に言った。

「ねえ、奈菜。道って、その日、ペットボトルが落ちていた側に、帽子って落ちてなかった?」

奈菜は、首をかしげる。

「うーん、覚えてないなあ。」

その時、愛美が携帯の写真を見せた。

「昨日、証拠の周りの所の写真も撮ったの。もしかしたら、写ってるかも!」

そこには、お花が咲いている花壇のすぐ側に、帽子が落ちていた。

よし。

これで、全部わかった。

そして、後は犯人だけ。

きっと、あの人。

私は、奈菜に聞く。

「ねえ、奈菜。奈菜のクラスの担任の先生は?」

「あの、今週の目標を話すときの先生。あの人、私はちょっと苦手。なんか、感じるの。悪い気配が。ちょっと失礼だけどね。」

私も、ちょっとそれは思う。

なんか、ビシバシそみこタイプだから。

何でもピシッとさせて、そんな1人でやればいいことに周りの人を巻き込むっていうタイプ。

そして、いつもピリピリしているんだよね。

そみこに与えられた試練。

それは、笑顔で過ごそうだね。

いかにも、そみこが苦手そうな試練。

でも反対に、いつもニコニコしているそみこはちょっと気持ち悪いような…………

どっちにしても、そみこは嫌い!

そう思っていると、しずきが尋ねてきた。

「どうしたの、キミコ。というか、ちょっと紅茶飲まないの?もう冷めてきちゃってるわよ。」

げげっ!

まずい。

お茶が冷めちゃった。

私が困っているとまさもがコップを手に持つ。

何をする気?

すると、まさもは、ブレスレットを操作した。

すると、たちまち手から炎が出てきた。

超強力メッサカリントンだ。

まさもは、炎をコップにかざす。

すると、瞬く間に、コップがほかほかとしてくる。

湯気も出てきている。

そして、まさもはその調子で全部コップを温めた。

しかも、ゴミをさっと片付け、クラッカーをさらに持ってきてくれた。

さらに、蜂蜜やジャムなどもある。

そして、まさもはキッチンに戻っていった。

また、何かつくるのかな?

そう思っていると隣では、奈菜と愛美が目をキラキラさせて、

「「まさも、すごい!メイドになれるんじゃない?マジシャンにも!」」

と言っていた。

め、メイドって…………

しかも、さっき見せた、あの超強力メッサカリントン、魔法なんだから!

まあ、マジシャンになれそうだっていうのは、こんな魔法を使わなくても、証明できるけどね。

ちょっと言い過ぎかもしれないけど、まさもは、伝説のマジシャンになれるかも。

すると、しずきがポンポンと奈菜と愛美の肩を叩いていった。

「二人とも、今日は、事件を解決してもらうために来たんでしょ。」

奈菜と、愛美はしょんぼりとする。

観察眼と、仮説を立てるのがすごいうまい奈菜でも、こういうことはあるみたい。

こう見ると、かなり大人びている奈菜や愛美も、ちょっと年下に見える。

っていうか、4年生で私達よりもしっかりしてそうって…………

私達、かなりやばいのかも!?

ちょっとドキドキ。

そみこに聞いたら、「そうですよ。やっと気づきましたか?そんなの、1歳の子どもでも知っていますよ!まあ、私は、もっと早く気づいていましたけど。キミコって、本当に頭が悪いですね。時代遅れです。今は、頭が良くないと、いきれいない時代。キミコみたいな、体を動かすしか長所がない、時代遅れな人は、すぐに置いてきぼりになりますよ。」とかいいそうだし。まさもに聞いたら聞いたで、「キミコ、そんなこと聞くなんて…………頭が良すぎるしずきたちの側にいたからなのかも!キミコ、きっと、洗脳されちゃって、頭がおかしくなっちゃったんだ!」とか言うだろうし。こうなったら、この質問はさいとに聞くしかないなあ。私達の中で一番しっかりしてそうなのは、さいととシャインだもん。それで、子ども達の中では、しずきが一番かな。その次に、さき、リンティとか?その次が、そみこ、まさも。私を含めたら、そみこの上かなあ?

よしっと、妄想はここまでにして。

仕事を終わらせないと!

私は、きびきびと指示をする。

私の指示は、わかりやすくて、短いんだからね!

というか、いつの間にかまさもがいる。

まあ、いいや。

キッチンにわざわざ後で行く手間が省けたし。

「さき、リンティはここの近くで、解決できていない事件を調べて!そして、何か手がかりになりそうな写真や文などがあったら、私に報告書を渡して。私、しずきは、奈菜と愛美に情報を引き出す!そみこ、まさもは、学校の地図を先生に提供。さいと、シャインは、似たような事件がないか、事件ファイルで調べて!」

う。以外と、指示を短くするって、難しいなあ。

でも、いつものそみこの指示よりは、短いはず。

しずきたちは、こくりと頷き、自分の仕事をやり始めた。

もちろん、しずきは私の所へ来る。

そして、私は奈菜に言った。

「なんとか、あの事件はわかったの。でも、これだけがわからない。奈菜、愛美。手伝って。そして、移動するときは私から離れないで。私の推理は…………」

奈菜と愛美は推理を聞く。

そして、私が推理を終えた途端…………

ガラガラ。

窓が開き、中に人が入ってきた。

敵の全身から、強い敵から感じるオーラが放たれている。

奈菜が、一歩前を踏み出した。

「探偵部に、なんか用!?勝手に来ないでちょうだい!」

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第4章:落ちる!

その時、男がジャンプした。

危ない!

そう叫ぶ間もなく、敵は奈菜を捕まえてしまった。

そして、外に飛び出そうとしている。

私は、地面を蹴り、男の腕にかみついた。

すると、男の手が緩み、奈菜が自由の身になる。

けれども。

奈菜は、ぐらりと重心が傾き、外の方へ体が傾いてしまう!

私は、男を思いっきり蹴り、窓から身を乗り出して、奈菜の腕を掴んだ。

その時、私に蹴られて、部室の床にうずくまっていた敵が体を起こす。

そして、奈菜を掴み、するするとロープで地面に降り立ってしまった。

私は、ロープを掴み、下り始める。

けれども、敵が大きなはさみを使い、私のすぐ下のロープを切ってしまった。

まずい。

奈菜もさらわれちゃったし、私は落ちてしまいそうになっている。

こっちのチームに、勝ち目はないかもしれない。

私は、必死にロープを掴んだまま、叫ぶ。

「さいと、シャイン、さき。あの男を追って!のこったリンティ、しずき。悪いけど、引き上げてくれる?」

さいとは、首を振る。

「敵には逃げられてしまった。あのスピードだと、とてもじゃないけど空を飛べない限り、追いつけない。」

私は、必死に叫んだ。

「さいと。天使羽を使って!」

さいとは、瞬時にシャインに天使羽を渡し、窓から飛び降りる。

そして、敵をおっていく。

おねがい、奈菜。

無事でいて。

私がそう願っていると、リンティがロープを引っ張ってくれた。

けれども、ロープが後もう一息で切れそうになっている。

そして、ついに。

ロープが、切れてしまった。

私は、ギリギリで壁につかまった。

その時、さいとが帰ってきた。

そして私は、さいとの腕につかまり、なんとか上ることができた。

でも、奈菜がいない!

さいとは、椅子に座る。

また、お茶は冷めてしまっていた。

そして、まさも達も帰ってくる。

まさもは、ぐちゃぐちゃになった部室を見て驚いている。

そみこも、口に手を当て、呆然としていた。

奈菜、さらわれちゃった…………

その事実に気がつくと、今まで何とか立っていた愛美が、ついに倒れてしまった。

愛美!私は、愛美を抱きかかえる。

そういえば、物置に、折りたたみ式のベットがあった。

それを使えば…………!

私は、広い場所にベットをおいた。

愛美は、安らかな寝息を立てて、眠っている。

愛美が起きる前に、部室を全部片付けないと。

よおし、お掃除頑張るぞ!

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第5章:七不思議探検の準備をしよう!

 そして、やっと掃除と七不思議探検の荷造りを終えた私達。

愛美は、ついに目を覚ます。

「う…………うう、ううん…………」

私は、愛美に

「もうしばらく寝た方がいいかも。私達は、七不思議探検の計画を立てたりして準備しているね。」

と言った。

愛美は、こくりと頷き、

「奈菜が、殺されちゃってないといいんだけど…………」

とつぶやく。

私は、愛美に優しく声を掛けた。

「愛美。奈菜に再会するには、まず体調を直さないと。」

愛美は、ゆっくり頷いてまた静かな寝息を立てて寝始めた。

私は愛美を起こさないように、キッチンで計画を立てることにした。

もちろん、まさもが再び暖かくしてくれた、紅茶を飲んで、お菓子も食べながら。

そみこは、ハキハキと情報をまとめていく。

「まずは、七不思議探検で、行くところです。先生からは、南校舎の1階から4階までの地図を10枚、持ってきました。北校舎の、1階から4階の地図もです。あの事件がなければ、ピッタリ使うはずでした。でも、今回は予備として私が持たせてもらいます。七不思議が起こる場所は、図書室、階段、音楽室、屋上、理科室、体育館、トイレですね。では、全員、七不思議が起こる場所を、赤鉛筆で囲んでください。そして、今回は魔法を使って、現在地を作り上げます。この作業は、しずきにやってもらいます。しずきは、あなたたちよりも魔法に優れた能力を持っているので。」

というか、まとめたというより、いつもの長い、めんどくさい指示だね。

私は、呆れながら地図の図書室、階段、音楽室、屋上、理科室、体育館、トイレを丸で囲んだ。

そして、しずきが立ち上がった。

「キミコ達の持っている魔法も必要なの。キミコも、魔法の準備をお願い。」

よおし、あの必殺技、やりましょうか!

私の学校では、魔法も習っているんだ。

森冒険の間は、そんなのすっかり忘れて、ブレスレットの魔法に頼りきってたけどね。

私は、魔法の杖を取り出した。

私の杖は、かなり長くて、ひまわりみたいな黄色がよく目立つ。

まあ、実際にモデルはひまわりだと思うんだけどね。

しずきは、杖の先に、檻みたいなのがあって、そこでしずくがぷるぷると揺れている。

まさもは、しずきとお揃いの、檻の所が炎バージョン。

そみこは、私と似ていて、杖の一番上の所に、葉っぱが着いている。

さきは、ピンク色のひし形の杖。

そして、さいとは、氷の結晶。

リンティとシャインは、自分に本当に会っている杖はまだ持っていないんだ。

今は、杖を借りている感じ。

さあ、私の必殺技!

しずきは、呪文を唱える。

「我ら8人の魔法を集め、虹色の光を天に捧げます。現在地魔法、活動開始!」

すると、私達の上に大きなしずくが現れた。

私はまゆばい、光の色をした黄色。

しずきは、海のような爽やかな水色。

そみこは、自然を感じさせる黄緑色。

まさもは、炎のような情熱を感じさせる、赤色。

さいとは、凜とした気配をまとわせる、白銀の色。

さきは、切ない恋を表したような、ピンク色。

リンティは、やさしい、夢の色のような、薄紫色。

シャインは、謎に包まれている、宇宙のような濃い紫色。

それが、真ん中に集まり、くるくると回り始める。

そして、ピタッと合わさり、あとブレスレットが1つ入るくらいの間が開く。

これなら、なんとか成功しそう!

私は、ぎゅっと杖を握りしめる。

しずきは、また呪文を叫ぶ。

「光色、海色、草原色、情熱色、白銀色、恋色、夢色、宇宙色。全ての色を集め、虹色の光を作り出せ!」

この呪文って、ちょっとおおげさなんだよね。

しかも、ちょっと言うのは恥ずかしい。

でお、大切なのはこれから。

きちんと念を込めないと、虹色の光を作り出せない。

本当は、念を強くできる呪文を唱えればいいんだけど…………

やっぱり、恥ずかしい。

でも、これが失敗したら、作戦がメチャクチャになっちゃう。

私は、呪文を唱えていく。

「虹色の光を生み出すべく、我らの手に魔法を!!」

これ、みんなは言った事がないからわかんないかもしれに明けど、相当な勇気がいるものだよ。

私は、手を何もないはずの宙に差し出す。

すると、透明なしずくが浮かんだ。

私は、次の呪文を唱えた。

「透明な、清らかなしずくよ。その力を使い、虹色の光をつくり出せ!」

ああ、恥ずかしい。

穴があったら、モグラになって、入りたいよ。

もう、本当に。

恥ずかしいったら、ありゃしない。

これ決めたの、誰なんだろう。

みんなが恥ずかしい思いをしているの、わからないのかな?

私は、そう思いながら念を込めていく。

けれども、あの透明なしずくは、念を送っていたにもかかわらず、空中でパチンとはじけてしまった。

集中できていない証拠だ。

私は、もう一回同じ呪文を唱えた。

今度は、何とかあのしずくに入ってくれた。

すると、しずくが少し光を増した。

でも、まだ虹は現れない。

みんなも、次々にあの透明なしずくを出していった。

そして、自分のしずくにそれを送る。

それでも、まだ虹が現れない。

私は、大きく息を吸い込む。

そろそろ、体が疲れてきてしまった。

魔法を長く使っていると、ちょっと体が疲れちゃうんだ。

すると、しずきが私達の知らない呪文を唱えた。

「虹色の光を出すべく、我ら8人の力を合わせ、大きな光を創り出します!」

ん??

私には、意味不明。

しずきの方を見ていると、しずきは自分のしずくに杖を向けていた。

その杖から、光がほとばしっている。

私も、自分の杖をしずくに向けてみた。

すると、かなりのスピードで、自分の体の中から、エネルギーが出てくるのが感じた。

ブレスレットの方に目を向けてみると、全部、キラキラと光がまして輝いていた。

私は、杖を握りしめ、魔法の本で先に読んだ呪文を思い出し、必死に唱えた。

確か、あれは虹色の光を出すのを助けることができる魔法だったはず。

「虹色の光よ、我ら8人の力を合わせても出現することができないのであれば、私がもっと光を出します。私の愛する杖よ、あなたが持つ力を最大限に解き放ち、虹色の光を出現させてください!」

その瞬間、杖の上の方から、ものすごいスピードで、何かが出てくる。

ピュオオオオオオオッ!

突風が吹き、私達は必死に目をつむる。

やがて、風が静かになった。

しかも、なんか眩しい。

目を開けてみると、目の前には最後のブレスレットのビーズが収まっていた。

そのビーズは、虹色の光を出して、キラキラと輝いている。

やった!

でも、それからまた魔法を使わなきゃいけないんだよね。

うんざり。

しずきは、目をつぶり、杖を虹色のビーズに向ける。

「ついに現れた、神聖な虹色の光よ。我らの力を使い、地図に現在地魔法を!!!」

すると、虹色のビーズがぱっと輝く。

まぶしさに耐えきれず、私は必死に目をつぶる。

すると、急に静かになった。

ゆっくり目を開けてみると、もうそこに虹色のビーズはなかった。

私達のビーズも。

何事もなかったかのように、消え失せている。

地図を見てみると…………

そこには、ちゃんと現在地が表示されていた。

やった!

私達は、ハイタッチして喜ぶ。

いつの間にか、部屋に入ってきた愛美に気がつかずに。

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第6章:怪しい人

起きてきた愛美は、すっかり元気を取り戻していた。

奈菜を失ったという悲しみは、まだ残っていたけれど。

もうすぐ、体育館に集まる時間。

犯人はわかったんだけど、何で、そんなことをしたのかとかは、わからない。

だから、それはちゃんと犯人に教えてもらわないと。

そして、七不思議事件を、解決するんだから!

私は、愛美と一緒に体育館に行く。

愛美は、

「ねえ、奈菜がいないことに気がつかれちゃったら、どうしよう?」

と言った。

確かに、愛美は奈菜と一緒にいつも行動してそうだから疑われる可能性は高い。

私が変装しても、問題ありだし。

反対に私がいなくなったら、大騒ぎだもんね。

私は、チラリとシャインを見る。

そみこにだって変装できたんだから、背を小さくすることも無理ではないはず。

私が見ていることに気がつくと、シャインはみんなに言った。

「私が変装するわ。私なら、最近来たばっかりだし、変装も得意だから。」

愛美は、不安そう。

「本当に、できるの?」

シャインは、

「トイレで変装してくるわ。」

と言って、トイレに行った。

私は、廊下を歩いて行く。

すると、愛美の担任の先生らしい先生が通りかかった。

「廊下では、おしゃべりするものじゃない。おしゃべりするなら、友達をやめたらどうだ?」

その言葉を聞いた瞬間、しずきが無表情になった。

やばい。

しずきが、激怒しちゃう。

すると、誰も応えなかったのを聞いて、先生がまた怒り出した。

「誰かに質問されて、黙るとは、礼儀知らずだ。」

ブチリ。

隣から、堪忍袋の緒が切れた音がする。

横を見ると、しずきが下を向いて怒りを抑えている。

先生は、また言う。

「おまえ達は、礼儀というものを知らない。それを知らないと、将来生きていけない。やはり、友達というものは、人生をだらしなくさせるだけだ。」

やっと、しずきが顔を上げる。

その無表情のしずきの顔は、逆に恐怖をもたらした。

しずきは、無表情のまま、先生に言った。

「礼儀知らずだ。ですって?友達をやめたらどうだ?友達は、人生をだらしなくさせるだけだ?礼儀知らずだってね、あなたが、先に廊下でお喋りするのはダメだって言ったじゃない。だから、愛美達は、少し考えたのよ。さっき注意されたから、喋らない方がいいかなってね。なのに、あなたは自分の勝手な誤解をして、無駄に子ども達を叱る気?だから、子ども達から嫌われるのよ。しかも。友達をやめろって、聞き捨てられないわね。大切な友達の絆を、あなたはぶち壊す気?そうなったら、全部あなたのせい!友達の絆は、簡単には切り離せるようなものじゃないわ。それで、会いたくても会えないっていう、複雑な、一番難しい関係になったら、どうするの?そうなった子もいるのよ!もしかしたら、あなたのせいでね。あなたは、友達づきあいの大切さを知らないのね。悩みがあったら、誰に話すの?それがもし、家族の悩みだったら?そのまま、友達がいなかったら、1人で抱え込む状態になるの。もう、二度と、私達に友達をやめろなんて言わないで。いいわね、二度とよ。もう、あなたには近寄りたくないから、二度と近づかないでって言うつもりだったけど。はっきり言って、あなたがいると、本当に迷惑。今日、友達になった愛美に聞いてみたら、どう応えたと思う?苦手だって思われていたのよ!嫌なオーラを発していて、子どもが好きではなさそうだってね。そういう、嫌な事を言うから、そうなるの。」

うう、しずき、怖いよ~。

先生も、呆然としている。

それから、ハッと気がつき、しずきにまくし立てた。

「お前、もう、こんなこと言うんじゃない!!子どもは、大人に従うんだ。いいな!」

しずきは、はっきり言った。

「いやよ。あなたこそ、変なこと言わないでちょうだい。子どもは、大人に従うですって?いい加減にしてちょうだい!!!!もう、二度と、近寄ってこないで!あなたなんて、先生じゃない!先生を辞めたら!?子どもに関心がないんでしょ!なら、やめればいいわ!私も、あなたなんかに会いたくない!」

どんどん、しずきが爆発していってる感じがするんですけど。

そして、しずきは先生の返事に応えずに去って行った。

そして。文句をブツブツ言う。

「あの先生、最低だわ。子どもが嫌いなの?どうしたら、あんなこと言えるようになるのかしら。」

すると、シャインがやって来た。

もう、変装モードに入っている。

私も、ぼろを出さないように注意しないと。

愛美は、早速演技を始める。

「あ、奈菜。ごめんね、先に行っちゃって。途中で、先生に怒られちゃったんだ。しずきが、反論してくれたけど。」

シャインは、完全に奈菜の声色を真似する。

「大丈夫。それにしても、あの先生に怒られたなんて…………あの先生、厳しいんだよね。」

すごい、全然、見分けが付かない。

そして、私はシャインの変装のレベルに驚きつつも、体育館に向かったのだった。

 そして、ご飯を食べ終わった後、先生から話があった。

しかも、あの廊下でけんかしたあの嫌な先生。

「みなさん。今、七不思議探検がはやっています。けれども、七不思議探検は、やめてください。夜中に、家をこっそり抜け出すなど、もってのほか。今は、警備員を増やしています。見つかったら、学校に1日夜の間、閉じ込められてしまいます。お化けが出たと感じ概して、逃げたとき、転んでしまったというけが人も出ています。」

私は、しずきにペロッと舌を出した。

「ごめんなさ~い、そんな約束は、守れません。」

しずきは、クスッと笑う。

よかった、しずきが笑ってくれた。

しずきって、笑うと本当にかわいいんだよね。

怒ってると、すごい怖いけど。

そして、校長先生に代わった。

校長先生は、優しいから好き。

校長先生は、少しお話をして、

「では、今から自由時間です。部室に行ったり、教室に行ったりするなど、学校の中をどうぞ、お好きなように歩いてください。」

と締めくくった。

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第7章:先生の尾行

私は、しずきにこっそり耳打ちする。

「しずき。あの愛美の担任の先生を追いかけるわよ。尾行するの。それを、みんなに伝えて。」

しずきは、こくりと頷くと、他のみんなに声を潜めて言う。

そして、私達はペアになって別れ、いったん体育館を出て、体育館の舞台会場に忍び込んだ。

ペアは、私としずき、そみことまさも、さいととシャイン、リンティとさき。

いざとなったら、魔法でも何でも使って、逃げ出さないと。

今、一番怪しいのは先生。

多分、あの事件の犯人は、先生のはず。

証拠も、調べてもらえばわかるしね。

推理も、その事件に関しては、全部頭に染みついている。

でも、七不思議の騒動の事に限っては、よくわからない。

トリックも、なぜ、そんなことをしたのかも、何一つ。

だったら、尾行するしかない!

私は、先生の後をそっと歩いて行く。

その時、ギシッと音がして、舞台裏の床がきしむ。

こんな時に、まさもとそみこのでこぼこコンビが現れて、コメディっぽくし、敵の目をそらす計画なんだけど…………

まだ、みんなにはペアの役目は知らせてなかったね。

私としずきのペアは、先生の後をつける。

そみこペアは、先生の目をそらす。

さいとペアは、情報を他の人達に聞く。

リンティペアは、パソコンで情報を調べたり、みんなの様子をチャエックしたりする。

こんな感じで、計画を立ててるんだけど…………

さっそく、そみことまさもの助けが必要になったよ。

先生は、方向転換して、階段を下りてこようとする。

私は、少しでも死角になりやすいところに隠れる。

ドキン、ドキン。

一秒一秒が、とても長く感じられる。

すると、そみことまさもが現れた。

そみこは、まさもを叱る。

「まさも!そんな、舞台裏を調べるなんて、なんでみんなに言っちゃったんですか!」

まさもは、

「ごめんごめん。新聞係のみんなに、写真を撮ってくるって言っちゃったんだよね。約束は守らなきゃ。…………って、先生だ!ごごごごご、ごめんなさい!緊急取材で舞台裏を調べさせてもらいますっ!」

と、コメディっぽく先生に言った。

先生は、2人を叱る。

「舞台裏を調べるなんて馬鹿げたことをするな!さっさと帰れ!おまえらが調べるところなんかではない!」

まさもは、一瞬ビクッとなって、言葉が出なくなる。

そみこは、めがねの位置を直す。

「すみませんでした。あなたのことは、友達から聞いています。こちらが一方的に怒ってしまって、すいませんでした。ところで、あなたは、礼儀というものをよく知っているようですね。なら、こんな礼儀も知っていると思います。『一度した約束は、どんなことがあっても破ってはならない。』私達は、約束をきちんと守るために、ここに来たんです。許可を取っていなかったのは、こちらのせいです。でも、約束を守るために、ここを取材しても宜しいですか?許可を取っていなかったとはいえ、礼儀に詳しい方なら、私が言っている意味はわかるはずです。」

すごい、そみこ。

説得上手だね。

計画よりも、上手に進められそう!

ところが、先生は…………

「ダメだ。ここは、許可無しでは入れる所ではない。悪いが、写真を撮るのは、許可を取った後にしてくれ。」

と言った。

すると、まさもがパニックになる。

「どうしよう!今日の夜までには、写真を撮らなくちゃいけないのに!そうしたら、友達をやめられちゃう!約束は、守らないといけないのに。もう、人生の終わりだ!!」

そみこは、歯を食いしばって先生に説得する。

「許可をしっかり取らなくてはいけないのはわかります。でも、私達は、友達が頼ってくれた仕事を、しっかりと終わらせたいんです。今、ここで校長先生でも、教頭先生でも、あなたでもいいので、許可をすぐに取らせてください!!私の秘密と引き換えでも、よろしいです。お願いです。約束を守るために、舞台裏の写真を、取らせてください!」

先生は、首を振る。

「校長先生や教頭先生は、忙しい。それに、許可のことについては、私が決められるものではない。悪いが、諦めてくれ。」

そみこは、もう一度、説得に掛かる。

「先生。私は、約束は破りたくないんです。例え、何があっても。その、約束を守るためには、何だってします!!」

先生は、ゆっくりとうなずく。

「そこまで言うのなら、1枚だけ、写真を撮ってもいい。ただ、それには大きな代償も引き換えになる。それでも、いいなら写真を撮っても良い。」

そみこは、ほっと息をつく。

計画成功。

これで、ちょっと音が出ても、気づかれることはない。

そみこは、ぺこりと先生に向かって頭を下げる。

「よろしくおねがいします。」

先生は、そみこを見る。

「まて、先に秘密だ。約束を破られる可能性もあるからな。」

そみこは、先生に反論する。

「私は、あなたのことを信用できません。愛美に無駄なことを叱ったそうじゃないですか。そちらが先です。」

先生は、冷たく言い放った。

「なら、写真は撮るな。」

そみこは、ぎゅっと唇をかむ。

「私の秘密は…………私は、実は…………モデルなんです。」

先生は、そみこを冷たい目で見つめる。

「そんなわけがない。私に、冗談は通じない。」

そみこは、

「しょうがないですね…………」

と言って、めがねを取る。

でも、先生は眉一つ動かさなかった。

「めがねを取っただけで、何になるんだ。」

そみこは、

「しょうがないですね。」

と言って、髪をほどき、ポニーテールに結び直す。

そして、先生を見据えた。

「これでも、モデルじゃないって言えますか、先生。」

先生は、にやりと笑う。

その不吉な笑いに、思わずぞっとする。

先生は、地面を蹴り上げ、カーテンをすごい早さで登った。

先生が2階の柵にぶら下がると同時に、カーテンがそみことまさもに真っ逆さまに落ちてくる。

2人は見事、カーテンの下敷きになってしまった。

先生は、カーテンの山に向かって叫ぶ。

「もし、私が事件の犯人だと誰かに言ったら、すぐに奈菜を殺すからな!!」

そして、走り去っていく。

しずきは、私に向かって叫ぶ。

「追いかけるわよ!私は、キミコが登っている間にさきに連絡する!」

私は、柵の真下にやって来た。

柵と、地面の間は4メートルくらい。

私は、必死で魔法を唱える。

「魔法を司るものよ!地球の引力に逆らい、飛ばせて!!」

すると、私の体がふわりと浮き上がり、空中には杖が現れる。

私は、2階に降り立った。

しずきも、さきに連絡した後、すぐに私の後ろで着地する。

私は、2回を必死で追う。

そして、先生が見えたと思った瞬間、先生は黒い闇のような杖を取り出す。

なに、この杖!!

先生は、何やら呪文をブツブツと唱える。

なんの呪文!?

まさか、私を攻撃するつもり?

そう思っていると、先生は杖を壁に向けた。

すると、杖の先端から黒いぬるりとした物が飛び出し、壁に向かって激突し、跳ね返った物が柵にぶつかり、跳ね返る。

そして、どんどんその液体は私の方に向かってくる。

私は、必死で呪文を思い出す。

「魔法を司るものよ!どんな攻撃も防ぐ守備結界を!!」

守備結界は、しずくみたいな感じの攻撃を防ぐ魔法。

すると、守備結界が現れる。

けれども、先生は柵から飛び降りた。

あの高さから!?

私は、びっくりする。dめお、攻撃は防げるんだからね!

そう思っていると、しずきがへなへなと崩れ落ちる。

しずきは、へたり込んだまま、つぶやいた。

「あれは、守備結界を張っても無駄よ。守備結界の回りに、張り付いて、しずくが割れるまで、張り付くのよ。それで、張り付いたら、たちまち、敵の味方になってしまう。私達に、勝利はないわ。」

その瞬間、しずきの結界がふるふるっと強く揺れる。

私は、しずきに叫ぶ。

「しずき、守備結界を。そみこやまさもが何とかしてくれるかもしれない!!」

しずきは、立上がると、杖を構える。

その時。

大量の葉っぱがこちらに飛んできたかと思うと、守備結界の回りに張り付いていた黒いヌメヌメを全部地面に落とした。

そして、代わりに葉っぱが守備結界を囲む。

けれども、黒い奴が張り付くと、たちまち溶けてしまった。

次には、炎が現れる。

そして、その炎は黒い物を、全部燃やしてしまった。

その後には、灰が残る。

私達は、柵から飛び降りる。

すぐに、知らせないと!

私は、呪文を落ちる前に唱える。

黒い奴は、すぐにまたヌメヌメとしたものに姿を変えた。

私は、体育館のドアを閉め、なんとか先生を呼んで、排除してもらった。

ふう、これで、少しは安全。

でも、やっぱり犯人はあの人。

真夜中の七不思議探検、絶対に、あの人を捕まえてやるんだから!

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第8章:演技大作戦!

そして、真夜中。

私達は、布団で仮眠を取った。

さきが、真夜中になったら起こしてくれるはず。

さきは、私の体をゆさゆさと揺らしてきた。

「キミコ。起きて。もう、夜中よ。それから、他の子も起こして。」

私は、すぐに目覚める。

それから、見回りをしている先生に気づかれないように、寝返りをうつふりをする。

そして、小さく

「う~ん…………」

とうめき声をあげた。

先生は、振り返りもしていない。

私は、しずきの体を揺らす。

「しずき。起きて。」

その時、まさもの方から寝言が聞こえた。

「キミコ~それ、まさもがお茶のむの~キミコバトル中な…………のになんで、のんきにガチャガチャブルブル…………」

私は思わず、ふふっと笑ってしまった。

先生達が、いっせいにこちらを向く。

私は、寝言のふりをする。

「なんでやねん…………お笑い大好き…………ガリガリ、ポップコーンパクパクグー…………むにゃむにゃ…………」

ちょっとわざとらしかったかな?

先生は視線をやっと放してくれた。

私は、そっと布団から這い出す。そして、地面に伏せると、荷物や服を丸めて布団の中に突っ込む。

そして、地面に伏せたまま、しずきに小声で言った。

「しずき。計画通りに。さいとがまずは出てきてもらうから。」

しずきは、うなずく。

さいとは、側に置いてあった物にぶつかって、転んでしまう。

ごんっ!!

けっこう、怖い音がした。

さいと、そこまで本気でやらなくていいって…………

その時、変装を解いたシャインが飛び出す。

「大丈夫ですか!?」

ナイスタイミング!

すると、まさもが飛び起きたふりをする。

「い、今の音は何?って、さいと。大丈夫?」

そして、さいとの所に向かい、足を捻挫したように見せかける。

まあ、実際には、全然けがはしていないんだけどね。

すると、そみこが起き上がる。

「今の音は、何ですか?ん?まさも、さいと。どうしたんですか!!」

そして、まさものズボンをめくりあげた。

その時、まさもが足を押さえるふりをして、腫れたように見せかける絵の具を足に塗る。

そみこは、叫んだ。

「ちょっと。腫れているじゃないですか。大丈夫ですか?私が、付き合います。まさも、もう、職員室はやっていません。しずき、起きてください。けが人が出てしまいました。部室に運んで、治療しましょう。それから、さいとにばんそうこうも貼ってあげてください。血が出ています。」

そみこが、きびきびと指示をすると、しずきが、目を覚ます(目を覚ましたふり)。

「さいと、まさも…………いったい、どうしたの?」

しずきは、まさもの足を確認すると、そみこに言う。

「今は、保健室はやっていない。部室で、応急手当をしましょう。」

そみこは、頷き、まだ起きていないように見せかけている、私達を起こした。

「キミコ、さき、リンティ。緊急事態です。まさもと、さいとがけがをしてしまいました。しずきと私では、人数が足りません。布団を敷いたり、それを魔法でコピーしたりしなければいけません。」

私は、驚いている演技をした。

「そみこ、嘘でしょ?まさもはともかく、さいとがけがをするなんて!」

そみこは、説明する。

「さいとは、荷物につまずいてけがをしてしまいました。けれども、傷はそんなに深くはないようです。でも、傷口から細菌が入ってしまうので、早めに応急手当をした方が良いです。まさもは、さいとを助けようとしたときに、捻挫してしまいました。今は、足が腫れていて、危険な状態です。多分、この前、まさもが捻挫してしまったところです。そこをまだ直しきっていなくて、さっきの衝撃で、また症状が戻ってきてしまったのだと思います。」

私は、こくりと頷く。

これも、全部計画通り。

さいとは、そんなに傷は負わせないようにして、まさもは何のけがも無しで、けがをしたように見せかける。

これが、計画。

今のところは、順調そのもの。

これくらい演技をやれば、警備員さんもとおしてくれるはず。

私達は、まさもとさいとを運び、警備員さんの所を堂々と通る。

警備員さんは、さすがにびっくり。

「子どもは、こんな時間に起きるものじゃない。」

と言ってきた。

これは、そみこが説明してくれるはず。

そみこは、淡々と警備員さんに説明する。

「さっき、さいとが荷物につまずき、転んでしまいました。その音で、起きたまさもは、さいとを助けようとして、足首を捻挫してしまったんです。それで、部室に運び、治療しようかと。幸い、2人ともけがが軽く、ちゃんと治療すれば、数日で直るはずです。私もしずきも、一応、応急手当の知識は身についています。でも、私達だけだと、いろいろ治療が遅れてしまうかもしれません。だから、力持ちのキミコと、キミコとの息が合っている、リンティを選んだんです。さきは、パソコンで体の様子を調べてくれます。シャインもいるから、安全です。だから、通してくれませんか。それから、愛美も起こしてくれませんか。愛美も、けっこう医学に走っているみたいなので。」

さすがそみこ、説得の仕方が上手。

警備員さんは、少し警戒を解いたみたい。

「わかった。じゃあ、起こしてくるよ。」

愛美にも、計画は教えてある。

でも、あんまりこの計画には関わらない方がいい。

だって、愛美は狙われているんだから。

でも、それこそ体育館で1人にしたら、怪しい人が愛美もさらって、殺しちゃうかもしれない。

だから、愛美も誘ったんだ。

愛美は、すぐに起きてきた。

そして、まさもとさいとの様子を見て、びっくりする。

「さいと先生、まさも、大丈夫?早く、治療しないと。」

愛美、すごい演技が上手だなあ。

私は感心する。

愛美は私と並んで部室に向かう。

これからが、作戦の関門。

下手したら、死んじゃうかも。

私達は、冒険でこういうのに離れているから、多分大丈夫だと思うけど、愛美は違う。

愛美は、今まで普通の生活を送っていた。

だから、私達みたいなずばぬけた身体能力はない。

それで、これからやることは、危険なことになるんだ。

それに、奈菜がいなくなっちゃったときの悲しみも、再び出てくると思うから、あんまりやんない方がいいんだけど。

私は、部室でさいとの足を治療すると、ロープを取り出す。

そして、三階の窓の穴に向かって、ロープを投げた。

ロープは見事、その穴に結びつく。

私は、こちらの金具にロープを結びつけ、みんなの方を振り返った。

「みんな。勇気を出して、ロープにしがみついて。まずは、まさもがやって。私が最後になる。それから、前の人が困っていたら、後ろの人が助けてあげて。」

私達が目指しているのは、次の階。その、窓までたどり着かなくちゃいけない。

そして、鍵開けは、私よりもまさもの方がよく知っている。

それから、私は一番この中で運動神経が良い。

だから、最後にしたんだ。

まさもは、

「は~い。」

と言うと、ロープに飛びつく。

そして、一歩一歩、登っていった。

私は、まさもに言った。

「まさも、上に行ったら、鍵を開けて、誰もいないか確かめて。」

まさもは、ぶら下がりながら、こくりと頷く。

そして、鍵を開けて、窓の戸を開いた。

まさもは、窓を開けたままぴょんと中に入る。

そして、なんとか私達は上の階にたどり着いた。

そみこは、地図を見る。

「まずは、音楽室です。行きましょう。さいと、催眠スプレー準備。先頭は、キミコとしずきです。最後は、私とまさもが守ります。愛美の横は、さいととシャインが守ってください。キミコは、トゲラの棒と、県の準備。時計の奴は、ちゃんと付けておいてくださいよ。それから、杖はサイズを小さくさせて、ベルトに刺してください。噴水攻撃魔法シールも、付けておいてください。しずきは、全階服魔法準備。まさもは、超強力メッサカリントンを。私は、ハリハリミコサーと、弓矢を使います。さいとは、氷結晶攻撃魔法と、氷結晶守備魔法の準備。さきは、光の檻。シャインは、みんなのサポートをしてあげてください。愛美には、ブレスレットを渡します。」

いつも通り、長い指示。

しずきが森冒険の時に言った事、すっかり忘れている。

しずきは、肩をすくめたけれど、何も言わなかった。

私達は、懐中電灯をつけ、慎重に愛美を守りながら、進んでいく。

その時、ものすごい速さで、私にオオカミが襲いかかってくる。

私は、とっさにトゲラの棒で受け止める。

でも、犬もすごい力。

しかも、なんか分裂してしまっている。

なんとしても、愛美は守らなくちゃ。

バキッ。鉄の棒が、嫌な音を立て、折れる。

他に使える物は!?

私は、キョロキョロと辺りを見回す。

でも、役に立ちそうな物は1つもない。

私はがむしゃらに手を突き出して、犬に噴水攻撃魔法を浴びせる。

犬は、目に水が入り、少しの間、目が見えなくなる。

私は、そのチャンスを逃さず、光の銃を取り出し、何発も撃つ。

光の銃は、ただ目の前が眩しくなって、しばらくの間、目が見えなくなるだけ。

それなら、かなり時間も稼げるし、死にやしない。

私は、さいとから催眠スプレーを借りて、犬に吹き付ける。他の犬は、びっくりして固まる。

そのチャンスを、逃してたまるかっ!

私は、再び光の銃でたくさんの犬を退治する。そして、催眠スプレーを吹き付けた。

これで、しばらくは動けないはず。

でも、問題は、敵が私達を攻撃したということ。

早く、追いかけないと。

今ので、敵はいったん逃げたはず。

私達は、犬の輪から逃げ出して、ダッシュで走る。

私の所の音楽室は狭いから、あんまり長居はできないけど、時間稼ぎはできるはず。

後ろを見てみると、愛美が変身していた。

愛美は、水色のワンピースを着ている。

そして、手にはリコーダーと定規を持っていた。

そして、ワンピースにはポケットも付いている。

まあ、ブレスレットも付けてはいるけど、あんまり技は多くなさそう。

うーん、この装備はなんと言ったらいいか…………

私が首をかしげていると、そみこが言った。

「キミコ。早く、音楽室に入りますよ。」

私は、慎重に歩を進める。

音楽室に入ると、変な音が聞こえてくる。

私は、ゾクッとして、後ずさりし、音楽室を出る。

そみこは、曲に耳を澄ます。

そみこが、曲名を言う前に、しずきが説明した。

「これは、『波に乗って』という歌よ。古い歌だから、あんまり聞いたことがない曲だと思うけど。」

そみこは、ため息をつく。

「でも、その曲の題名だけじゃ、ヒントはつかめません。」

すると、愛美が授業中みたいに手を挙げる。

「しずき。もしかしてこれ、スピーカーで流してる?それなら、犯人の指紋が付いているかも。」

さいとは、腕を組む。

「そうだね…………確か、スピーカーは段ボール箱の方だったはず。」

私達は、音楽室に足を踏み入れた。

「波をこえてどんどん進んでいく私…………」

音が、どんどん大きくなってくる。

扉を閉めると、大きさが一気に増す。

扉を閉めたら大きさが増すように、誰かが操作しているはず。

私は、叫ぶ。

「音楽室に、隠れているんでしょう!!わかってるんだからね!!あなたが、そこにいることは!!!!!!!!!!!」

最後は、本気で大声を出した。

そみこは、耳を塞ぐ。

「キミコ、そんな大きな声で叫んだら、敵をやっつける前に私達の鼓膜が破れてます。」

もう、喉がガラガラだし、大声出す気力なんて残ってないよ。

しずきは段ボールに向かって歩いて行く。

私達も、しずきについていく。

さきは、あちこち歩き回って探索する。

さきとリンティは、内側にいる方だけど、基本的には自由に歩いている。

そして、ある1つの段ボールの上に、スピーカーが乗っている。

さあ、最初の謎解きタイム、スタート!

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第9章:七不思議謎解きタイム

愛美は、不安そうに、さきの服を掴む。

「さき…………これって、誰かいるってこと?」

さきは、愛美をなだめる。

「大丈夫よ、キミコは、もう答えはわかっているみたいだから。」

そう、私は、もう答えがわかっている。

私は、手袋を付けて、そっとスピーカーの音を消し、物を小さくさせ、そのままの姿で保存する巾着袋にスピーカーを入れた。

そして、髪の毛をかき上げる。

「さあ、推理ショーの始まり。これはね、私達を足止めさせるためのトリック。犯人は、もう別の所へ向かっている。これはね、最初から、ずっと同じ音量で鳴っていたの。私が近づいたら、音の大きさが増すのは、当たり前。でも、扉を閉めた途端、音が大きくなった。それで、私達は犯人が音量を調整してたかのように思っちゃったの。でもね、犯人は、もう別の所にいる。トリックの説明を今からするね。音楽を鳴らした狭いところに入り、扉を閉めると、急に音が大きくなるの。音が広がる空間が狭くなり、その分、大きく響くから。だから、私達は錯覚したわけ。」

そみこは、頷く。

「そういう事だったんですね。なら、次の部屋、トイレに向かいましょう。」

私達は、無事にトイレまでたどり着く。

そして、地図に載っている音楽室に、チェックマークを書いた。

そして、トイレに足を踏み込む。

私は、トイレの扉を開けて、中に入る。

そして、トイレの中からみんなに言う。

「しずき、そみこは、トイレの中に入って。それから、まさもはそみこの所、さいとはしずきの所、さきは私のところで守ってくれる?それで、リンティと愛美は、トイレの入り口で見張っておいてくれる?」

「「「「「「オッケー。」」」」」」

私以外の6人の声が、重なる。

そして、私はしばらく「トイレの後は手をきれいに洗いましょう。」という赤い背景で、緑色の手のポスターを眺め、立ち上がり、後ろを振り返る。

そこには、血が染まったような真っ赤な腕が、トイレの中から覗いていた!

「きっ…………」

私は、悲鳴を上げそうになって、口を手で塞ぐ。

足がすくみ上がって、動けない。

周りを見渡すと、そこら中に、赤い手が見える。

私は、トイレから、やっと脱出する。

さきは、びっくりしている。

私は、叫んだ。

「みんな…………赤い腕が、トイレの便器からのびてきたの…………!!」

みんなはびっくりして、トイレから出てくる。

しずきは、私を落ち着かす。

「キミコ、大丈夫。これは、理科の授業で習ったわ。今度は、私が謎を解く番ね。」

そして、髪の毛を結ぶ。

「みんな。この謎は、解けたわ。安心して。ここのトイレには、お化けなんていない。理科の授業で習ったでしょう。ずっと、同じ物を見て、それから白紙の紙を見てみると、その絵の色が反対になって移るっていう授業。それを利用して犯人は、トイレの便器から腕をのばせたの。ほら、トイレの中には、あの赤色の背景に、緑色の手があるでしょう?それのせい。それらは、先生がつくっているのよ。それで、ここに愛美のクラスの人って表示されている。だから、多分、犯人は、あの人。もう、全員、わかったわね。犯人は…………あの人だってことに。」

愛美は、悲しげにうなずく。

「行きましょう。」

そう言って、また別の部屋に歩いて行く。

みんなも、わかったよね?

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第10章:最後の謎解き

そして、七不思議をどんどん解決していった私達。

あとは、屋上だけ。

私の予想だと、敵は次のトリックを用意して、逃げようとしているはず。

でも、そうはいかない。

私は、屋上のはしごを登っていく。

そして、しずきたちに

「ちょっと待ってて。私が、敵を油断させるから。」

と言って、1人だけ上に上がっていった。

そして、逃げようとしている敵に、声を掛けた。

「もう、私達は全員わかっているけど?先生が犯人だっていうこと。」

そう。

あの、愛美の担任の先生が、犯人の正体。

私は、続ける。

「あなたは起こした事件は、あの誰かが殴られてしまった事件。ちょっと、難しい事件だったけど、何とか解けた。あなたが愛美を狙って、七不思議事件を起こしたのは、愛美と奈菜を始末するためだったのね?愛美と奈菜は、事件のヒントを握る人だったから。愛美と奈菜は、事件の証拠の帽子の写真を持っている。本当の凶器は、あの帽子のはず。そばに、ペットボトルが落ちていたけれど、それは凶器に見せかけるためのペットボトル。そのペットボトルに、偽物の血をぬり、交番に届ければ、それが本物の凶器だと思われる。それが、偽物の凶器だとは思わずに。」

先生は、反論した。

「帽子で、どうやって人を殴るって言うんだ?」

私は、応える。

「それは簡単。帽子の中に、石とかを入れればいい。その石は、近くの歌壇とかで捨てれば、何の問題もないから。そして、帽子も捨てればいい。そうしたら、落とし物と思われるだけで、疑われない。」

先生は、歯ぎしりをする。

「でも、私が殴ったという証拠は、どこにあるんだね?」

「帽子の所に、石を詰め込んだため、砂利も残っているはず。それで、帽子で人を殴ったとわかる。そして、帽子の表面には、付いているはず。殴られてしまった人の血痕も、あなたの指紋もね!」

先生は、もう反論できないみたい。

私は、七不思議の謎を全部説明する。

そして、先生に言った。

「奈菜と愛美に証拠の品を撮られてしまったから、七不思議騒ぎで、呪いに見せかけようとしたんでしょ?でも、奈菜も愛美も、もうわかっている。あなたが犯人だということも、理由も!!」

だけど、先生はにやりと笑い、叫んだ。

「でも、おまえ1人だけじゃ、大人には、かなわない。おとなしく、諦めるんだな。私が、おまえ達の手の届かないような場所に着くまで。」

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第11章:最後の戦い

私は、腰に手を当てる。

「そう?こっちには、あと6人いるのに?」

先生は、少し動揺する。

「そ、そんなでまかせ、信じると思っているのか?」

私は、冒険の服に素早く変身して、トゲラの棒をベルトに刺す。

体には噴水攻撃魔法シールをつけ、ブレスレットはサッカリミリトンのページにしている。

「でまかせなんて、言ってない。さあ、みんあ。出てきて。」

私は、入り口に向かって叫ぶ。

敵は、ジャンプして隣の校舎に飛び移った。

どう考えても、普通の人じゃない!

まあ、人を死なせちゃっている時点で、おかしいけど。

私は、敵をこっちに戻らせるために、挑発する。

「あなたって、本当に弱虫ね。ず~と、逃げてる。あなたって、変人。しずきが、かっとなる理由もわかるなあ。」

敵は、

「何だと!」

と叫び、こちらに戻ってくる。

へへ、その間に、しずきたちを呼んじゃったもんねーだ。

敵は、歯ぎしりする。

「騙したなっ!」

みんなも、冒険の服に変身している。

私は、鉄の棒を構える。

「さあ、掛かってきなさい!!」

敵は、時計を一瞬見る。

「ちょっと急いだ方がいいな。」

そして、次の瞬間には、私に襲いかかってきた。

私は、とっさに避ける。

この敵、すごい素早い!

前の敵よりも、素早いかも。

今回の敵は、武器は持っていない分、動きがすごい素早い。

そう思った瞬間、私のすぐ横を小さい何かがかすめていく。

そして、自分に切られた髪の毛が落ちる。

今の、何だったの?

敵の手を見ると、手には手裏剣がいくつもあった。

間髪入れずに、敵が手裏剣を投げてくる。

やっぱ、前の敵よりも手強い。

シュッ、シュッ。

私は、どんどんよけていくけど、全然歯が立たない。

その時、けがしたさいとが、逃げ遅れ、手裏剣に当たりそうになる。

すると、シャインが前に飛び出す。

そして、手裏剣を宙でつかみ取る。

自分の目が、信じられない。

シャインは、その手裏剣を相手に投げ返した。

敵は、慌てて受け止める。

そうだ、あの手を使えば…………!!

敵は、手裏剣をまた投げてくる。

私は、それを野球みたいに跳ね返す。

敵の体に、手裏剣は当たる。

敵は、手裏剣を投げるのをやめる。

予想外の行動に、びっくりしたんだろう。

でも、まだ武器を持っているはず。

私達が警戒していると、敵が槍を投げてきた。

それは、しずきに当たる。

しずきは、床に倒れ込む。

シャインが言った。

「大丈夫。私がこの子のけがを治す。」

すると、愛美が先生に近づき、言った。

「先生。何で、こんなことをするんですか?私、先生はそんなことしないって、信じてきたのに。ちょっと厳しいけど、そんなことはしないって、信じてきたのに。」

先生は、冷たく返す。

「私は、もう先生なんかじゃない。もう、うんざりだ。」

愛美は

「そうですか。なら、本気で行きます!」

と叫び、一歩踏み込んで定規を持ったまま、先生に襲いかかった。

パンッ!

大きな音がする。

何が起こったの?

愛美の方を見てみると、そこでは先生が棒を持っていた。

前では、愛美が倒れている。

ぐったりとしていて、とてもじゃないけど、意識があるようには見えない。

先生は、愛美の頭に棒を打ち付けようとする。

ダメ!

私は、必死に前に飛び出し、鉄の棒を先生の手の甲に打ち付ける。

けれども、先生もギリギリでかわそうとした。

私の鉄の棒は、先生の手の甲にかすっただけ。

たいしたダメージは与えられていない。

でも、敵の手から鉄の棒が滑り落ち、地面に当たって、跳ね返る。

私は、地面を滑り、棒を捕まえ、敵の真下から、攻撃する。

敵は、高くジャンプして避ける。

それも、予想してたんだから!

私は、鉄の棒を敵に投げる。

鉄の棒は、見事に先生の所へ行く。

けれども、先生は空中で棒を手で受け止め、一回転して着地したかと思うと、私に向かって突進してきた。

私は、敵の突進をはいくばってかわす。

そして、誰も邪魔がいなくなった愛美の元に駆けつけ、先生と同じくらいの高さのジャンプをすると、こちらに向かってきた先生の目の前で着地する。

そして、足を軽く蹴る。

先生は、私が攻撃すると思って、両手で攻撃を受け止めようとしている。

でも、私は、ジャンプして、愛美の体をそみこに向かって投げる!

そみこは、見事愛美の体を受けとめ、愛美を壁に寝かせると、毛布を掛けて、愛美を守るようにして立つ。

そして私は鉄の棒を持つ…………と見せかけ、両手から噴水攻撃魔法を発射した。

バシャッ。

先生は、急な攻撃をよけれず、水をかぶった。

服が、ずぶ濡れになる。

私は、片方の手は水を出し、もう片方の手には、鉄の棒を持って襲いかかった。

もう、この事件にはけりを付けなくちゃ!

そうして、私は敵に向かって、馬乗りになる。

敵は、手足をばたつかせる。

でも、私は必死にしがみつく。

すると、さいとが近くまでやって来て、敵の顔にスプレーを浴びせた。

でも、敵は口から血のりを吹き出して、攻撃をガードする。

なかなか、手強い。

敵は、起き上がり、さいとを蹴飛ばす。

さいとは、ドシンとしりもちをつく。

そして、力が弱まった私を押しのけ、そみこ達の方へやって来る。

そして、まさもとそみこを、思いっきり投げ飛ばす。

まさもは壁にぶつかり、転んでしまった。

そみこは、壁を越えて、建物から落ちそうになる。

リンティやさきが助けようとするけれど、そみこはもう落ちそうだ。

そして、敵にひっくり返されて、落ちるがわの方になってしまう。

敵は、さいとの方に向かっていく。

そうは、させない!

私とシャインは、敵を追っていく。

でも、敵はさいとのスプレーを奪い取り、さいとを眠らせた後、シャインの顔にもスプレーをかける。

私は、とっさに横によけ、攻撃を防ぐ。

そして、私と敵は、愛美に気がつかなかった。

目を覚まして、さき、そみこ、リンティを救い、警察に電話した愛美のことに。

愛美は、三人を避難させた後、先生に向かって歩いて行った。

その瞳には、悲しみと、怒りがまざって動いていた。

愛美は、先生に言う。

「私の友達に、なんてことするの!!事件を起こしただけでも、許せないのに、私の友達…………キミコ達を、こんな目に合わせて。いい加減にして。私は、ギリギリまで先生のことを信じようとしたのに!でも、こんなことをされたからには、もう、黙ってられない。さっさと、どっかに行ってちょうだい。もう、二度と姿を現さないで。」

愛美、怒るとしずきの次に怖いかも。

先生は、冷たい顔で言った。

「おまえ達を片付けたら、すぐにどこかに行く。でも、まずは全員、痛い目に遭わせないとな。」

愛美は、

「そんなことさせない。」

と言って、先生に素早い動きで襲いかかった。

そして、リコーダーを吹く。

美しい音色が、辺りに響き渡る。

なら、私も。

私は、冒険の時のブレスレットを手に持つ。

すると、勝手に言葉が出てくる。

「ブレスレットを所有する神々よ。この6人のブレスレットの力を集め、悪しき心を持つものを退治してください。」

すると、私のブレスレットが金色に輝く。

恐れを知らぬ、まっすぐな、光。

そして、しずきの方からは紫、そみこの方からは黄緑、まさもの方からは燃えさかるような赤色、さきからはピンク、さいとからは白色の光が出てくる。

その光は、中央に集まっていく。すると、虹色の杖が現れた。

私は、虹色の杖をキャッチする。

そして、叫ぶ。

「ついに現れた、虹色の杖よ、敵を倒してください!」

すると、虹色の杖から、目も眩むような光が出てきて、敵の体に打ち付けられる。

すると、敵はばったりと倒れる。

すると、私と愛美は、へたり込む。

遠くから、サイレンの音が聞こえる。

終わったんだ。

この、厳しい、悲しい事件が…………

私は、そう思いながら、地面に倒れ込んだ。

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第12章:部員を集めよう!

気がつくと、私はベットの上に横たわっていて、横には奈菜がいた。

「奈菜!どうして?閉じ込められちゃったんじゃ…………」

奈菜は応える。

「私、なんとか、閉じ込められていた場所から脱出したの。それで、屋上に行ったら、キミコ達が倒れていて、それであわてて部室の中に運び込んで…………それで、キミコはあちこちに擦り傷があったわ。でも、しばらくしたら治りそうな浅い傷ばっかりだったから、すぐに治ると思うわ。それで、しずきのけがのことなんだけど…………しずきは、けっこう深い傷を負っていたの。しばらくは、血が止まらなくて…………だから、傷の治療には、けっこう時間が掛かると思う。そみこは、幸い無傷よ。だから、大丈夫。まさもは、ちょっと足が捻挫しちゃっているの。治るのには、時間が掛かると思うわ。さきとリンティは、無傷。シャインは、ちょっと腕をけがしてたけど、すぐに治ると思う。愛美は、ちょっと疲れているから休んでもらっているわ。さいとも、擦り傷だけで済んだから大丈夫よ。それから、先生にはいろいろ言い訳しといたから大丈夫。あと、2時間後、体育館で部活のスピーチをやるから、気をつけてね。」

しずきとまさも、大丈夫かな。

って!

す、すすすすす、スピーチ!?

全然、内容を考えてなかったんだけど!

最悪。

でも、今日の事件のこと話せばいいか。

そう思っていると、まさもが起き上がった。

そして、顔をしかめる。

「どうしたんだろ?先生に投げ飛ばされて、壁に体をぶつけて、転んじゃったところまでしか覚えていない…………」

奈菜は、にこりと笑う。

「大丈夫。けがはけっこうひどいけど、ちゃんと治療すれば、数週間で治るはずよ。」

まさもは、ほっとした顔になる。

それから、焦った表情になる。

「やばい、スピーチ!すっかいr忘れていたんだけど。」

奈菜は、アドバイスした。

「探偵部のことを話せばいいだけよ。」

そして、そみこ達も起き上がり、なんとかスピーチの内容はわかったのだった。

 そして、体育館に私達は着く。

まさもは、松葉杖をついて、しずきは腕に包帯を巻いている。

そして、とうとう私達の名前が呼ばれた。

まずは、部長の私からのスピーチ。

私は、話し始める。

「私達がやっているのは、探偵部です。普段は、お茶を飲んだりしながら、事件ファイルの内容を頭に入れたり、宿題をやったりしています。たまに、すごい危ない事件があったりして、けがをしちゃうこともあるけど、私達探偵部は。¥、チームワークと友情で、事件を解決します!」

そして、探偵部全員が舞台に上がる。

今度は、しずきが話す。

「今回は、七不思議の事件を解決しました。奈菜、愛美、上がってきてください。」

愛美と奈菜は、緊張した様子でステージに上がり、まずは奈菜が話す。

「今回の事件は、キミコ達にすっかり、お世話になりました。探偵部は、ちゃんと話を信じてくれて、一緒に事件を解いたりして…………危なかったこともあったけれど、全てが楽しかったです。本当に、楽しくて。事件を一緒にといているとき、楽しくてワクワクして、しょうがなくて。この探偵部は、すごい、たくさんのワクワクをくれました。」

そして、愛美が次にマイクを手にする。

そして、ハキハキとした口調で喋り始めた。

「私、今回、事件の依頼をする前まで、気がつきませんでした。友情は、こんなワクワクとキラキラ、楽しさをくれる物なんだなって。けんかすることもあるけど。悲しくなっちゃうこともあるけど。うまくいかない関係になって、友達との絆が切れてしまうこともあるけど…………全部、ワクワクドキドキの関係なんだなって。今までは、奈菜とばっかり、遊んでいました。親友がいれば、いいんだって。でも、今回の事件で気がつきました。友情関係は、とっても大切なんだなって。この探偵部には、切っても切れない絆があります。太くて、強い無敵の絆が。自分の苦手なところを補う、最高の、チームワークが。なので、みんなもぜひ、入ってみてください。この、探偵部に。」

うわあ、いいこというなあ。

私は感心する。

これからは、みんなで発表する感じの所。

締めくくりは、しずきがやることにした。

私は、みんなに向かって言う。

「私は、身体能力くらいしか、とりえがありません。でも、この探偵部をやっています。ちょっと、難し雄だなって、考える人もいるかもしれません。今までの私なら、探偵部っていう部活ができたときに、入らなかったと思います。でも、今は違う。探偵部は、人の嫌な気持ちを、変えてくれるような、部活にしていきたいと思います。」

そして、そみこに変わる。

「では、探偵部の普段の生活をまねします。なので、みなさん、それで、部活に入るか入らないか、決めてください。」

すると、さきがカタカタとパソコンのキーボードを叩く。

すると、体育館から、机が下りてくる。

他の人達は、びっくり。

そして、舞台の袖に引っ込んでいて、ティーセットを用意していたまさもが、スキップしながらやって来た。

そして、ティーセットを机の上に置く。

そして、さきがまたキーボードを叩き、最期にカシャッとエンターキーを押した。

すると、糸で吊り下げられたいすが下りてくる。

そして、今度はスペースキーを叩くと、参考資料などがたくさん積んである机が出てくる。

私は、小さい方の机に座る。

今の番は、まさも、さき、リンティ、さいと、シャインは登場しない。

そして、私、しずきの準備が終わったところで、そみこがマイクを持ち、

「では、今から、探偵部のいつもの日々を、紹介します。」

と言って自分の持ち場に着く。

机には、さりげなく置かれた、今までためてきた割り算のプリントがある。

私は、普通に話す。

「この割り算のプリント、難しすぎ!そみこは厳しいから、しずきが教えて!」

すると、そみこがわなわなと体を震わせる。

「何ですって!なら、今回は私が教えます!しずきに教えてもらいたいのなら、割り算プリント100まいとくことですね。」

私は、叫ぶ。

「そみこ、厳しすぎだもん、事実でしょ。それに、1枚でも苦労してるのに、100まいとくなんて、無・理!そみこって、本当に考えることが変だよね。もしかして、バカになっちゃった?あ、もともとバカだったか。」

そみこは、拳を振り上げる。

「文句言うなら、思い切り叩いた後、プリントを50枚解いてもらいます。それでも、いいのですか?」

私は、そみこに向かって土下座する。

「神様!仏様!お願いだから、それはやめてください。」

そみこは、頷く。

「よろしい。」

私は、思わず本音を漏らしてしまった。

「そみこって、オニ、悪魔っていえる存在なんだよね。いつも、イライラ、カリカリ、ピリピリしっぱなし。あ、でも逆に笑顔のそみこもやだなあ。気持ち悪い。どっちにしても、ちょっとおせっかいだけど。」

そして、口に手を当てる。

横を見ると、そみこが下を向いてるところだった。

私は、軽く言う。

「あ、気がつかなかったか。よかった。」

すると、そみこが大爆発した。

「さきから、いったい何なんですか!オニ、悪魔ってっ!!いい加減にしなさい!」

そして、取っ組み合いのけんかが始まる。

お客さんのところは、大爆笑。

よし、うまくいってる。

後は、しずきが叱ってくれれば…………

「いい加減に、しなさい。」

地獄の底から響いてくるような、本気で怒ったような声。

観客席では、みんな息をのんでいる。

当たり前。

いつもはさらりとした海色の髪に、髪の毛と同じ、吸い込まれるような瞳。

そして、成績は学年一で、ほんわかとした、怒っても怖くなさそうな見た目。

でも、こんな声を出したんだから。

しかも。

しずき、なりきってるわけじゃなくって、本気で怒ってる。

怖いよ~。

しずきは、私達を叱る。

「いつまで、そんなけんかをしているの!あのね、この前もいったけど、キミコは本音を言いすぎ!我慢っていうのが、できないの?そんな本音を言うから、そみこに怒られて、私が怒ることになるのよ。けんかの原因は、キミコなんだからね!そういう、責任がキミコにはあるの!!そみこもそみこよ。わざわざ、キミコに言い返さなくていいの。キミコにいらついても、無視すればいい。2人とも、私が注意したことを、すぐに忘れるんだから!忘れるから、こういう事になるの!!もう、反応しないで。いいわね?」

私は、しょぼくれた顔をする。

そして、さきがエンターキーを三回押すと、物が上に上がっていく。

すると、そみこがマイクを手に持つ。

「みなさん、私達の日々を見てくれてありがとうございました。では、最後に、探偵部の事件編を演出します。」

そして、さきがパソコンを操作する。

すると、上からロープなどが出てくる。

そして、地面に近い方で動きが止まった。

すると、泥棒の変装をしたまさもが飛び出してくる。

手には、ダイヤモンドに似せた物を持っている。

まさもは、ロープにぶら下がり、登っていく。

観客は、びっくり。

私は、

「待てっ、泥棒!」

と叫びながら、まさもを追いかける。

まさもは、一番上まで登り切ってから、ぱっと手を放し、ロープを蹴る。

私は、地面に落ちる。

けれども、これは安心。

この高さから飛び降りるのには、慣れてるもん。

そして、まさもはまた逃げ出す。

最後の切り札だ!

私は、杖を手に持つ。

「美しき杖よ。この者を、倒せ!」

すると、杖が光を放つ。

そして、まさもはロープで縛られ、コテンと倒れてしまった。

そして、さきとリンティ、そみこ、しずきがパトカーのサイレンを鳴らし、やって来る。

そして、まさもを車の中に突っ込んで、事件は終了。

観客からは、大きな拍手が贈られる。

すると、しずきが普段の声で言った。

「では、何か探偵部についての質問はあったり、入部希望の方はいますか?」

すると、ある女子が、手を挙げる。

しずきは、その子を当てた。

女の子は、質問する。

「あの、みんなの自己紹介をしてくれますか?」

私は、しずきからマイクをもらって、前に立つ。

「私は、部長のさし川キミコといいます。元気いっぱいで、身体能力は抜群。でも、成績はあまりよくありません。苦手な人は、この超厳しい、スパルタオニ悪魔地獄の大魔王ライバルのそみこです。」

観客は、さりげなく皮肉を含ませた私の自己紹介に、大爆笑。

すると、そみこが私のマイクをひったくる。

「え~、今の、なしです。キミコって、いつもふざけているんです。ごめんなさい。」

ガツッ。

さりげなく、私に肘鉄を食らわしたんだけど!

私は、そみこからマイクを奪い、訂正し直した。

「私は、部長のさし川キミコです。元気なのと、身体能力が良いところが、長所です。苦手な人は、こいつです。」

そして、そみこを指さす。

またもや、そみこのことを悪くいった私に、また観客は大笑い。

そみこは、マイクを手に持って話す。

「すいませんでした。キミコは、自分のことを指しているみたいです。」

そして、私がマイクを再び奪おうとすると…………

「お二人さぁん。こんな時に、けんかしてもいいのかしらぁ?」

怖い声が聞こえる。

げげっ。

しずきだ。

もう、しずきに怒られるの、今日で2回目なんだけど。

そして、しずきが自己紹介を始める。

「私は、副部長のみおかき しずきです。成績は学年一ですけど、キミコみたいなずば抜けた身体能力はありません。」

そして、次はそみこ。

めがねをくいっとあげて、自己紹介をする。

「私は、探偵部の部員のそみこです。成績は、結構いい方です。」

まさもも、自己紹介をする。

「霜庭まさもです。私は、ポジティブ王と呼ばれています!いっつも、ポジティブに考えて、周りを楽しくさせるのが上手です!将来は、マジック王を夢見ています。あと、普段生活には使わないようなこともできます。勉強は、全然ダメなのが多いです!」

そして、今度はさいと。

「私は、探偵部の顧問をしている金川さいとです。だいたいは、グループのサポートをしています。」

シャインも、一歩前に出る。

「私は、シャインといいます。さいとと同じように、サポートをしています。」

シャインとさいと、自己紹介めっちゃ短いんだけど…………

すると、さきが前に出る。

「私は、皐月といいます。でも、さきと呼んでくれると嬉しいです。リンティもそうですが、コンピューターが大好きで、この前は、リンティのハッキングを私が治

なおすということをやっていました。」

最後は、リンティ。

「私は、実はキミコの妹です。さし川リンティといいます。4年生で、今まで行方不明だったんです。それで、最近転校しました。今までは、シャインに育てられてきました。コンピューターは、さきの方が上回っているけれど、自分もいつか、さきの上をいけるように、精一杯、頑張ります!!」

よし。自己紹介が終わった。

プレゼンテーション、成功!

私達がハイタッチしていると、奈菜と愛美が言った。

「私達、明日、入部届を出します。」

やった。

部員、二人獲得!

そして、私達は舞台から下りたのだった。

部員が2人もできるなんて。

これからも、探偵部は続いていくよ!

みんなも、探偵部の活躍を見てね!

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